設備設計とは

建築物の設計といえば、一般的には建築設計事務所を思い浮かべる方がほとんどだと思われます。
実際は、大きく分けると建築設計と設備設計から成り立っていて両者が協調しながら建築主の要望を充分理解して設計図を作成します。
さらに建築設計は「間取り」「外観」等を担当する『意匠』と建物の強度を担当する『構造』に分かれ、設備設計は「照明」「コンセント」「通信」等を担当する『電気設備』と「給排水・空調・換気」等を担当する『機械設備』に分かれています。


熊本にゆかりのある文豪夏目漱石は小説『草枕』の中で「とかくこの世は住みにくい」と書きました。
これは言うまでもなく俗世での人間関係の難しさを嘆いたものですが、私たちには漱石先生の悩みを解決する術はありません。
ただ建物での物理的な「住みやすさ」を追求することは出来ます。日進月歩の技術革新により格段に建築設備は進化しています。一例をあげれば「LED照明」の登場です。消費電力は半分以下になりランプ寿命は飛躍的に長くなりました。
このような最新の技術を取り入れつつ、建築との調和も考慮しながら更なる研鑽を重ね「安全で居心地の良い」建築空間を目指して努力してまいります。

設計から工事発注までの流れ

※ 建築設計が設備設計まで含んで一括で受注する場合もあります。
(現状、民間工事では一括受注が主流となっています。)